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〈絵入〉狂言記(正・続・拾遺)[続狂言記・狂言記拾遺] 【判型】横本3編15巻6冊(各編5巻2冊)。縦124粍。 【作者】不明。 【年代等】元禄12年11月跋。元禄12年初刊(正編*続編は元禄13年初刊、拾遺は享保15年初刊)。嘉永元年7月再刊。明治初年後印。[大阪]柳原喜兵衛(積玉圃)板。 【備考】分類「狂言」。江戸時代に出版された狂言の台本集。万治3年(1660)板、寛文5年(1665)板もあるが、一般に流布したのは元禄12年(1699)の『狂言記』、同13年の『続狂言記』『狂言記外五十番』、享保15年(1730)の『狂言記拾遺』で、おのおの横本5冊、50番ずつを収め、合計4部20冊、200番を絵入りで紹介する。幸田露伴編『狂言全集』(1903)以来、『国民文庫』や『有朋堂文庫』などに収録され普及するが、いずれの流儀の台本とも違った詞章であり、その由来はなお明らかでない。/狂言の詞章を刊行紹介した江戸時代の書物。『狂言記』『狂言記外』『続(ぞく)狂言記』『狂言記拾遺(しゅうい)』の4種があり、それぞれ50番ずつ計200番を収める。最古の版は1660年(万治3)刊の『狂言記』で、曲ごとに舞台図を付す。貞享~享保(1684~1736)にかけて残りの3種が次々に刊行され、再摺(さいしょう)本、改版本も多く出た。幕末には『狂言記外』を除く3種をセットで刊行、明治以降は活字で翻刻された。収録された詞章の出自は明らかでないが、歌舞伎成立に関与した群小諸派の狂言師のものとする説が有力。4種を一括して論じることは危険だが、実際に使用された台本をもとにしていることは確実である(コトバンク*一部修正)。 ★原装・題簽付・状態概ね美本(1冊表紙破損)。記名なし・蔵書印なし。【参考価格(初出品時の相場):日本の古本屋で、正・続・拾遺の横本6冊(底本と同じ構成)が、30,(明治板)~86,(嘉永板)。「外五十番」5巻(元禄板・半紙本・小虫)が、216,。正編5冊が、157,(寛文板・半紙本・5巻合本)。正編5巻(元禄板・横本5冊)が、108,】。
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〈絵入〉狂言記(正・続・拾遺)[続狂言記・狂言記拾遺]
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【作者】不明。
【年代等】元禄12年11月跋。元禄12年初刊(正編*続編は元禄13年初刊、拾遺は享保15年初刊)。嘉永元年7月再刊。明治初年後印。[大阪]柳原喜兵衛(積玉圃)板。
【備考】分類「狂言」。江戸時代に出版された狂言の台本集。万治3年(1660)板、寛文5年(1665)板もあるが、一般に流布したのは元禄12年(1699)の『狂言記』、同13年の『続狂言記』『狂言記外五十番』、享保15年(1730)の『狂言記拾遺』で、おのおの横本5冊、50番ずつを収め、合計4部20冊、200番を絵入りで紹介する。幸田露伴編『狂言全集』(1903)以来、『国民文庫』や『有朋堂文庫』などに収録され普及するが、いずれの流儀の台本とも違った詞章であり、その由来はなお明らかでない。/狂言の詞章を刊行紹介した江戸時代の書物。『狂言記』『狂言記外』『続(ぞく)狂言記』『狂言記拾遺(しゅうい)』の4種があり、それぞれ50番ずつ計200番を収める。最古の版は1660年(万治3)刊の『狂言記』で、曲ごとに舞台図を付す。貞享~享保(1684~1736)にかけて残りの3種が次々に刊行され、再摺(さいしょう)本、改版本も多く出た。幕末には『狂言記外』を除く3種をセットで刊行、明治以降は活字で翻刻された。収録された詞章の出自は明らかでないが、歌舞伎成立に関与した群小諸派の狂言師のものとする説が有力。4種を一括して論じることは危険だが、実際に使用された台本をもとにしていることは確実である(コトバンク*一部修正)。
★原装・題簽付・状態概ね美本(1冊表紙破損)。記名なし・蔵書印なし。【参考価格(初出品時の相場):日本の古本屋で、正・続・拾遺の横本6冊(底本と同じ構成)が、30,(明治板)~86,(嘉永板)。「外五十番」5巻(元禄板・半紙本・小虫)が、216,。正編5冊が、157,(寛文板・半紙本・5巻合本)。正編5巻(元禄板・横本5冊)が、108,】。